「零」その3

Shaomai2005-07-16

長々と続けてまいりましたが、
最後に作品のストーリーに触れていこうかと。


ちなみに私は各シナリオとも、1周クリアしかしていません。
難易度によってエンディングの内容が多少変化するのですが、
2周目に入る勇気なぞ私は持ち合わせておりません。


1作目の舞台

舞台は"氷室邸"と呼ばれる、山奥にある古くて大きな日本家屋(とっくに廃屋)。
あるミステリー作家(霊感無し)と助手(霊感強い)、編集者(霊感無し)の3人が、
かつてこの屋敷で行われていた、古い儀式の取材のため氷室邸に訪れますが、
失踪してしまいます。


その作家さんにお世話になってた主人公の兄(霊感強い色男)が、
射影機を手に、作家を探すため氷室邸へ向かってまた失踪。


という背景のもと、主人公(霊感強い美少女)が単身このお屋敷へ向かいます。
真夜中に。懐中電灯1本だけで。


…もはやこの時点で挫けそうになります。
なんでわざわざ夜中で、しかも一人なんだよぅ(泣)。

序盤のシーンを思い出すだけで泣けてきた…

ゲームを開始すると、お兄さんが失踪するまでが0章(プロローグ)として始まります。
操作するのもお兄さん。
が、なんでモノクロなんだよぅ(泣)。


また挫けそうになります。
プロローグの操作画面は全編ざらついたモノクロ(本編ではカラー)。
和風ホラーと白黒画面が最強のコンビだと思い知らされます。



スタートするのは屋敷の玄関らしき所。
外へ繋がる扉なんかは当然のごとく開きません。
仕方ないので屋敷の中を探索することにします。
スタート地点からとなりのエリアに移動すると、廊下の突き当たりに大きな鏡が…


ぎぃやぁ〜!これ絶対何か映るし〜!!(泣)
と、怖がりは最初から打ちのめされる羽目になります。


我ながら、序盤からこんな調子でよくクリアできたと思いますよ。



※氷室邸の雰囲気を知りたい方はこちらへ。
http://www.tecmo.co.jp/product/zero/himuro/index.html



因みに、個人的ベスト(ワースト?)スポットは「和人形の間」でした。
和人形が一杯並んでるんですよ?何か起こる気配が満々じゃないですか。
踏み込むのにどれだけ勇気が要ったことか…。

怖いだけではないのです

何とかラストまで頑張れたのは、ストーリーが面白かったからでしょうか。
結末が気になってしまって、少しずつプレイしてました。
(以前書いたように、30分が活動限界。)



かつて屋敷で行われた儀式の内容が段々と判ってくるに連れ、
その儀式に関わった人々に起こった悲劇も明らかに。
そして、最後に行われた儀式に大きく関わった、
一人の女性が大悪霊となってこの屋敷を呪い続けていること…。


この悪霊さんも、人間だった頃に悲しいドラマがあって…
と、そこまで踏み込んだら、ラストを見届けずにはいられますまい。


モノがホラーなだけに、大団円のハッピーエンドとは行きませんが、
物悲しくも良いエンディングだと思います。



2作目のほうにも少し触れると、
舞台が「村」になった為、1作目の舞台「屋敷」に比べると
開放感があり怖さが薄れました。それでも私は怖いですが。
また主人公が双子の妹で、姉を同伴して行動する機会が多い点も
怖さマイナスですかね。

零 ~紅い蝶~ PlayStation 2 the Best

零 ~紅い蝶~ PlayStation 2 the Best

こちらのエンディングはホラーだから仕方無いとは言え、
ちと救いの無い結末だなぁと思いました。

最後に

で、3作目なんです。
一応、シリーズ通してプレイした身としては気になります。
登場人物の名前を見ると、1作目・2作目の登場人物(幽霊込み)とリンクしてそうですし。
でもまたあの恐怖を味わうのかと思うと…。


主人公が勝手に動いてクリアしてくれる、
ホラー映画モードが付いてたら安心して買えるんですけどね。