「零」その3
長々と続けてまいりましたが、
最後に作品のストーリーに触れていこうかと。
ちなみに私は各シナリオとも、1周クリアしかしていません。
難易度によってエンディングの内容が多少変化するのですが、
2周目に入る勇気なぞ私は持ち合わせておりません。
1作目の舞台
舞台は"氷室邸"と呼ばれる、山奥にある古くて大きな日本家屋(とっくに廃屋)。
あるミステリー作家(霊感無し)と助手(霊感強い)、編集者(霊感無し)の3人が、
かつてこの屋敷で行われていた、古い儀式の取材のため氷室邸に訪れますが、
失踪してしまいます。
その作家さんにお世話になってた主人公の兄(霊感強い色男)が、
射影機を手に、作家を探すため氷室邸へ向かってまた失踪。
という背景のもと、主人公(霊感強い美少女)が単身このお屋敷へ向かいます。
真夜中に。懐中電灯1本だけで。
…もはやこの時点で挫けそうになります。
なんでわざわざ夜中で、しかも一人なんだよぅ(泣)。
序盤のシーンを思い出すだけで泣けてきた…
ゲームを開始すると、お兄さんが失踪するまでが0章(プロローグ)として始まります。
操作するのもお兄さん。
が、なんでモノクロなんだよぅ(泣)。
また挫けそうになります。
プロローグの操作画面は全編ざらついたモノクロ(本編ではカラー)。
和風ホラーと白黒画面が最強のコンビだと思い知らされます。
スタートするのは屋敷の玄関らしき所。
外へ繋がる扉なんかは当然のごとく開きません。
仕方ないので屋敷の中を探索することにします。
スタート地点からとなりのエリアに移動すると、廊下の突き当たりに大きな鏡が…
ぎぃやぁ〜!これ絶対何か映るし〜!!(泣)
と、怖がりは最初から打ちのめされる羽目になります。
我ながら、序盤からこんな調子でよくクリアできたと思いますよ。
※氷室邸の雰囲気を知りたい方はこちらへ。
http://www.tecmo.co.jp/product/zero/himuro/index.html
因みに、個人的ベスト(ワースト?)スポットは「和人形の間」でした。
和人形が一杯並んでるんですよ?何か起こる気配が満々じゃないですか。
踏み込むのにどれだけ勇気が要ったことか…。
怖いだけではないのです
何とかラストまで頑張れたのは、ストーリーが面白かったからでしょうか。
結末が気になってしまって、少しずつプレイしてました。
(以前書いたように、30分が活動限界。)
かつて屋敷で行われた儀式の内容が段々と判ってくるに連れ、
その儀式に関わった人々に起こった悲劇も明らかに。
そして、最後に行われた儀式に大きく関わった、
一人の女性が大悪霊となってこの屋敷を呪い続けていること…。
この悪霊さんも、人間だった頃に悲しいドラマがあって…
と、そこまで踏み込んだら、ラストを見届けずにはいられますまい。
モノがホラーなだけに、大団円のハッピーエンドとは行きませんが、
物悲しくも良いエンディングだと思います。
2作目のほうにも少し触れると、
舞台が「村」になった為、1作目の舞台「屋敷」に比べると
開放感があり怖さが薄れました。それでも私は怖いですが。
また主人公が双子の妹で、姉を同伴して行動する機会が多い点も
怖さマイナスですかね。
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ちと救いの無い結末だなぁと思いました。
最後に
で、3作目なんです。
一応、シリーズ通してプレイした身としては気になります。
登場人物の名前を見ると、1作目・2作目の登場人物(幽霊込み)とリンクしてそうですし。
でもまたあの恐怖を味わうのかと思うと…。
主人公が勝手に動いてクリアしてくれる、
ホラー映画モードが付いてたら安心して買えるんですけどね。