「零」その2 戦闘システム編

Shaomai2005-07-15

さて、昨日に引き続き零シリーズのご紹介。
私が興味を持ったのは、敵との戦闘がユニークだったからです。
なので、まずはそこら辺に触れていきます。



バイオで怖いのは「モンスター」ですが、
零に出てくるのは「幽霊」です。
(襲ってくるのが「悪霊」、ただ出てくるだけなら「浮遊霊」)


モンスターは曲がりなりにもナマモノであるため、銃火器やナイフを使って撃退します。
でも幽霊相手にはそうもいきません。そもそも銃火器出てきませんし。
零で幽霊を撃退するために使うのはカメラです。
普通のカメラではなく、”射影機”と呼ばれる不思議な力を持つカメラですが。


こいつで出てきた幽霊をパシャリと撮影してあげればダメージを与え、
幽霊を除霊できる、というのがこの作品のオモシロ怖いところです。
(そのナマ心霊写真をあとで鑑賞することも可能。うへぇ…)

激写ボーイ

普段の移動シーンは客観カメラからの視点なのですが、
撮影のためにカメラを構えると、ファインダーから覗いた状態の主観視点に切り替わります。
画面の中心に幽霊さんを収めてシャッターを切ればダメージを与えられます。
が、それだけだと弱いのです。連射してもダメダメ。


では何が必要か?  ※以下、1作目を基準に

零?ZERO? PlayStation 2 the Best

零?ZERO? PlayStation 2 the Best



画面の中央に幽霊を収めたまま、シャッターを切らずに我慢します。
当然、相手も動くので頑張って追いかけます。
(相手は幽霊なので壁もすり抜けます。人によっては飛んだり瞬間移動したり。)


すると梵字みたいのが次々と浮かび上がる演出があって(霊力が溜まってるらしい)、
シャッターを切った時に与えられるダメージが上昇する、というスンポーです。
要は溜め撃ち重視ってことです。
『「水鉄砲は穴が小さい方がイキオイよく遠くまで飛ぶ!」ということだ! わかったかスカタン 』(byシーザー)
ちょっと違う。


また、幽霊を引き付けて、攻撃してくる瞬間にシャッターを切ればカウンター攻撃となり、
相手が怯んで攻撃が中断される上、ダメージも上昇するおまけ付き。



でもこれ、同時に怖かったりします。
被写体をファインダーに収め続けるということは、
個性豊かな幽霊さん達と向き合わなければならず…。
小さい子供ならトラウマ決定ですな。

種類は多いぞ幽霊さん

映画なら本物の人間が演技してますが、
ポリゴンモデルの幽霊は本当に生気が感じられず不気味です。
(本日のトップ画像は、シリーズ中で最も萌えるとされる霊なので
これを基準に考えると痛い目をみるかも…)


個人的には首がポッキリいっちゃってる女性の幽霊とか、
箱から這いずり出てくる着物の女性の幽霊とか印象に残ってます…。
幽霊は男性より女性の方が怖いです、絶対。



さてどうでしょう、なかなか面白そうな戦闘システムではありませんか?
慣れるまでコツが要りますけど、慣れるとハマります。


面白そうだなぁと思って怖がりが手を出すと、一体どんな目に合うのか。
次回は私の思い出を語ります…。