「零」その2 戦闘システム編
さて、昨日に引き続き零シリーズのご紹介。
私が興味を持ったのは、敵との戦闘がユニークだったからです。
なので、まずはそこら辺に触れていきます。
バイオで怖いのは「モンスター」ですが、
零に出てくるのは「幽霊」です。
(襲ってくるのが「悪霊」、ただ出てくるだけなら「浮遊霊」)
モンスターは曲がりなりにもナマモノであるため、銃火器やナイフを使って撃退します。
でも幽霊相手にはそうもいきません。そもそも銃火器出てきませんし。
零で幽霊を撃退するために使うのはカメラです。
普通のカメラではなく、”射影機”と呼ばれる不思議な力を持つカメラですが。
こいつで出てきた幽霊をパシャリと撮影してあげればダメージを与え、
幽霊を除霊できる、というのがこの作品のオモシロ怖いところです。
(そのナマ心霊写真をあとで鑑賞することも可能。うへぇ…)
激写ボーイ?
普段の移動シーンは客観カメラからの視点なのですが、
撮影のためにカメラを構えると、ファインダーから覗いた状態の主観視点に切り替わります。
画面の中心に幽霊さんを収めてシャッターを切ればダメージを与えられます。
が、それだけだと弱いのです。連射してもダメダメ。
では何が必要か? ※以下、1作目を基準に
零?ZERO? PlayStation 2 the Best
- 出版社/メーカー: テクモ
- 発売日: 2002/08/01
- メディア: Video Game
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (32件) を見る
画面の中央に幽霊を収めたまま、シャッターを切らずに我慢します。
当然、相手も動くので頑張って追いかけます。
(相手は幽霊なので壁もすり抜けます。人によっては飛んだり瞬間移動したり。)
すると梵字みたいのが次々と浮かび上がる演出があって(霊力が溜まってるらしい)、
シャッターを切った時に与えられるダメージが上昇する、というスンポーです。
要は溜め撃ち重視ってことです。
『「水鉄砲は穴が小さい方がイキオイよく遠くまで飛ぶ!」ということだ! わかったかスカタン 』(byシーザー)
ちょっと違う。
また、幽霊を引き付けて、攻撃してくる瞬間にシャッターを切ればカウンター攻撃となり、
相手が怯んで攻撃が中断される上、ダメージも上昇するおまけ付き。
でもこれ、同時に怖かったりします。
被写体をファインダーに収め続けるということは、
個性豊かな幽霊さん達と向き合わなければならず…。
小さい子供ならトラウマ決定ですな。
種類は多いぞ幽霊さん
映画なら本物の人間が演技してますが、
ポリゴンモデルの幽霊は本当に生気が感じられず不気味です。
(本日のトップ画像は、シリーズ中で最も萌えるとされる霊なので
これを基準に考えると痛い目をみるかも…)
個人的には首がポッキリいっちゃってる女性の幽霊とか、
箱から這いずり出てくる着物の女性の幽霊とか印象に残ってます…。
幽霊は男性より女性の方が怖いです、絶対。
さてどうでしょう、なかなか面白そうな戦闘システムではありませんか?
慣れるまでコツが要りますけど、慣れるとハマります。
面白そうだなぁと思って怖がりが手を出すと、一体どんな目に合うのか。
次回は私の思い出を語ります…。