ちょっと期待のバカゲー

むむ、今週末はクロムハウンズばかりやってたので、こっち向けのネタが無いなぁ。
知らなくても読めるように書いてるつもりなので、良かったらはうんづ日記の方もご覧下さい。
とりあえず、書き溜めといたネタでも。


私は結構「バカゲー」フリークです。


昨シーズンの個人的MVPは、もちろん「押忍!闘え!応援団」。
非常に熱く、面白く、そしておバカな名作なので、
最近になってDSを手に入れたという方には、是非ともプレイしていただきたい逸品。


押忍!闘え!応援団レビュー
 http://www.nintendo-inside.jp/review/view.php?id=11552


去年は他にも塊魂シリーズとか、メタルウルフカオスとか、良質でおバカなゲームに恵まれてました。


今シーズンも良いゲームには恵まれてるものの、
まだ バカっぽい成分多めの作品には、出会ってない気がします。
そんな折、ちょっと期待できそうな作品を発見。




・炎の宅配便
screenshot

http://www.success-corp.co.jp/software/ps2/takuhaibin/


内容はクレイジータクシーっぽい感じになるのかな? と、勝手に想像。
島本和彦のキャラデザ&シナリオ監修に加え、なんと音楽を葉山宏治が担当。
これはスゴイ。



※以下、かなりマニアックな話
葉山宏治と言えば、ゲーム史に残る名作バカゲー超兄貴」の音楽を担当した人物。
実家には「超兄貴*1、続編の「愛・超兄貴*2とも眠っております。あとSFC版。
うーん懐かしい。


超兄貴は見た目のインパクトもありますが、とにかく音楽が強烈な作品。
当時のゲームCD-ROMって、作品中の音楽をCDプレイヤーでダイレクトに再生可能で、
サントラ要らずだったんですよねぇ。
幾度となく、その独特の音楽を堪能したものです。
(2トラック目には、ゲームのデータが入ってるので再生しちゃダメ。
 1トラック目には注意のメッセージが収録されており、これも作品ごとに違って面白かったり。
 たまにミニドラマ形式になってる、気合いの入った作品も。)



ちなみに、同メサイヤ作品で、日記でも何度か名前を出している
改造町人シュビビンマン」シリーズの音楽も葉山氏が手掛けてます。


最初は全く知らなかったのですが、
両作品の音楽に同じノリを感じるような? と思いスタッフロールを確認してビックリ。
ちょっと自分の耳に自信を持ったりもしました。




昔話はそれぐらいにして…


ええと、これに加えて島本和彦
炎の転校生とか、逆境ナインとか、燃えよペンとか
ちょっと人を選びますが、これまたおバカな漫画を描く巨匠ですね。
この二人を揃えたとなれば、バカゲーフリークの期待は否が応でも高まろうというもの。




…まあ、確かにスゴイ事なのですが、何か違う気もするんだなぁ。
何と言うか、ちょっと狙いすぎてる感じ?


超兄貴」なんかは、スタッフが面白いものを作ろうとして、
その情熱が 変なベクトルに向かってしまった結果の産物だと思ってます。


一方、続編の「愛・超兄貴」は始めからバカゲーを目指していて、
確かに おバカなんですが、ナチュラルに生まれた1作目との間には、
越えられない壁の存在を感じざるを得ません。



で、炎の宅配便には、どうも後者寄りの印象を受けます。
最初からバカゲーを目指して作ってる感じ。
島本和彦葉山宏治を立てただけで 「良いバカゲーが出来るぞ!」
…と考えているのなら、出来あがるのはバカゲーではなくクソゲーでしょう。


はてさて、これはどちらに転ぶやら。

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*1:敵も味方もマッチョなアニキなシューティング。

*2:業界初、弾を撃たないシューティング。当時のキャッチコピーは「弾を撃たずに 心を打つ」。