いろチンクリア

いろづきチンクルの恋のバルーントリップ

いろづきチンクルの恋のバルーントリップ



夏休み前に購入した「いろづきチンクル」、
先日無事にクリアとなりましたので、ここらで感想を。

ちなみに「もぎチン」は未プレイ、チンクルには「風のタクト」で初めて会いました。



エンディングを拝むまでのプレイ時間は21時間。*1
全体を通しての感想を一言で表すなら「予想以上に面白かった!」です。


実は序盤の頃はそんなに面白いとは感じなかったんですよ。
アドベンチャーとしての作りはしっかりしてるし、
小さい画面でキャラクターはよく動いて楽しげではあるものの、
タイトルとパッケージがアレじゃないですか?


もっとあくの強い、シュールなのを想像してたので、
よく出来てるんだけどインパクトには欠けるなぁ…というのが第一印象。
旅の仲間を集めてる序盤は概ねこんな感じでした。



「せっかく買ったんだし、暇が出来たら遊ぶ」ぐらいのスタンスが、
「時間を作ってチンクルを遊ぶ」に変わってきたのは中盤辺りから。
個性的な仲間も集まって、この作品の売りの1つである、
ラブ屋でプレゼントを買って女性キャラ攻略が出来るようになったころ。


変な全身タイツおやじは女性キャラみんなにそっぽを向かれ、
初めの扱いはそりゃあヒドイものですけれど、
それだけにプレゼント作戦が成功した後の反応が気持ち良いのかも?


ラブ屋に通いつめてはプレゼントを買い漁り、
ルピーを稼ぐためのミニゲームにも妙にハマってしまい、
ここら辺でかなりチンクルの虜に。



あとは天然で癒し系のカカシ、
なにかとオイシイ感じのブリキ、
マジメに話を進めてくれるライオンの織り成す話を眺めてたら、
終盤はちょっと熱くて泣かせるわ、
え?自分はサクラ大戦かなんかやってたんだっけ?みたいな展開やらで、
ラスト付近の盛り上がりたるや、そりゃあ素晴らしいものでした。


「王道の展開」と言ってしまえばそれまでですけど、
こんな全身タイツおやじが主人公のゲームで、
まさかそんな熱い展開が待ってるとは思わないじゃないですか?
完全にしてやられた感じだったなぁ。



アドベンチャーとしての基本部分がしっかりしてるだけでなく、
各ステージごとに目先を変えた仕掛けがあったり、
要所要所で仲間の力を生かしたボス戦があったり、
たまに登場する任天堂パロディににんまりしたり、
最後まで飽きずに遊べるよう、バラエティ豊かな要素が、
見事なバランス感覚で詰め込まれ、とにかく最後まで安定感抜群でした。


にゃっきさんも目下のところハマってるし、
老若男女問わずに楽しめそうな良作です。
進め方に詰まっても、ネタバレ仙人に聞くという手段も用意されてるし。


ただ、ラストバトルだけはアクション成分強めなので、
にゃっきさんが無事にラストを迎えられるかはちょっと心配。
 

*1:取ってないシークレットもまだ残ってます。