ゲーム業界の雄、SCEの暗黒面

基本的に、明るく楽しくがモットーなんですが、
今日はSCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント)
のダークサイドをネタにしてしまいます…。



PlayStation Meeting 2005”にて、
プレイステーション 2は2005年7月20日現在で、
全世界の生産出荷累計が9162万台を超えた」
といった発表がありました。



これを見て「ほうほうPS2って世界の家庭に9000万台も普及したんだぁ」
と思った方、ちょっと違います。
割と有名な話ですが、SCEは'販売台数'ではなく
'生産出荷台数'というものを発表します。


この数字は工場から出荷された台数です。
つまり工場から運ばれ、倉庫に積まれただけでカウントされます。


極端な話、倉庫からお店に行かずに工場へ戻し、また倉庫へ…
と動かすだけでも増える数字です。
中身を知ってしまうと、ちょいと胡散臭さを感じますね。
(もちろんPS2が最も多くのシェアを獲得していることには疑いが無いですが)



SCEは「PSシリーズが他社製品より人気がある、優れている」
というイメージを大切にしたいようです。
'生産出荷台数'も、その一つですが、
企業として感心できないのは、不利な情報を発表したがらない体質です。

事例1

昨年末に発売されたPSP
スペック表のCPUの欄を見ると「動作周波数1〜333MHz」とありますね。
http://www.scei.co.jp/products/psp.html


しかし現行のゲームをプレイする限り、CPUが333MHzで動作することは無いです。
バッテリーの消費を抑えるため、最大周波数は222MHzに制限されています。
CPUは最大333MHzで動作するものを積んでいるので、嘘では無いと言えばまあ…。

事例2

昨年末ネット上を賑わせたゲートキーパー騒動について、何の謝罪も無し。
ゲートキーパー騒動:
  あるサイトにて任天堂製品を中傷する書き込みがありました。
  管理人が書き込みが行われたIPアドレスからホスト名を調べてみると、
  ソニー社内LANからの書き込みであることが判明("GateKeeper**.Sony.CO.JP")。
  これをきっかけに、ソニー社員がWEB上で行ってきた工作活動が発覚。
  ネット上で大騒ぎに。詳しいことは↓に記録されています。
  http://perape.sakura.ne.jp/memo/001/1218_gatekeeper.htm



ちなみにコーエーでも、評価サイトにて社員が自社製品に投票する
という行為がありましたが、それについて謝罪を発表しています。
http://www.gamecity.ne.jp/nol/news/important/body_015.htm#104


まあ普通の企業ならそうしますよね。

かなりグレーな事例


Yahoo!投票の次世代機に関するアンケートにて捏造疑惑が…。
http://www8.ocn.ne.jp/~misa/game/psp/h200505.html#20050531


参照先を見ていただければ解ると思いますが、簡単にまとめると
PS3Xbox360、レボリューションのどれに投票してもPS3の票が増える。
Xbox360、レボリューションは票が減る現象が発生する。
・合計8万票が投票されたが、途中の経過を見ると全て同じ比率で推移している。


以上のことから、自動的に票をコントロールする投票プログラムなのでは?との疑いが…。
さらに怪しげなのは、この点について問い合わせたところ、
通常1ヶ月続くアンケートが2日で終了したという点。


…やっちゃいましたか?




これらの情報を全て鵜呑みにするつもりはありません。
基本的にネット上での情報ですから。


ですが、SCEの都合に合わせて発表される内容を鵜呑みにするのも
また危険な香りがするんですよねぇ。


今後の次世代機発売に向けて、情報戦も激しくなることでしょう。
周りの情報に流されず、自分の目で見る事がが肝要です。