魔人探偵脳噛ネウロ 第2巻
本屋へ行ったのは、実はCOBOLの本探しよりもこっちが本命だったり。
- 作者: 松井優征
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/09/02
- メディア: コミック
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またもや表紙が逆さまになっていて、よく上下を間違えます。
作者は絶対に狙ってますなこれ。
1巻発売の際にも紹介しましたが、
探偵モノに見せかけた、ギャグと言うかコメディと言うか…。
笑いにウエイトが掛かってるのは確かですが、
どうも'しっくり'くる表現が見当たらない、不思議で不条理な作品。
1巻に収録されている、ドーピングコンソメスープの話でガッチリ読者のハートを鷲掴み。
もはや、はてなキーワードに登録までされる始末。
2巻では、そこまでぶっ飛んだネタは無いものの、
相変わらずネウロは傍若無人っぷりを発揮し、
ヒロインのヤコは虐げられてます(あくまで笑えるレベルで)。
あまり話のネタバレはしたくないので、実際に読んで戴きたいところですが、
絵はあまり巧くない為、好みが分れるかも知れません。
が、この人はこれから上達する気がするんですよねぇ。
ジャンプに連載する作家って、最初はあまり上手くないものの、
連載を続けるに従ってどんどん上達して、大化けするパターンが多いです。
(まあボーボボの人みたいに、いつまでも絵がアレな人も居ますけど…。
ちなみにサンデーなんかは最初からキレイな絵を描ける人が多い。)
そういう人の作品は、読んでいて”絵を描くのが楽しくて仕方が無いオーラ”を感じます。
で、この作者も絵を描くことが好きな人っぽいです。
単行本のおまけページにも積極的な辺りから、なんとなく。
空知英秋に爪の垢を煎じて飲ませたい…。
まあ完全な独自基準なので、松井氏が上手くならなくても責任は持てませんが。
アイシールド21 第15巻
アイシールド21の最新刊も買いました。
- 作者: 稲垣理一郎,村田雄介
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/09/02
- メディア: コミック
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TVアニメ版は非常にアレな出来で残念ですが、
原作の方は掛け値無しの名作。
この人も、初めはパッとしない絵だなぁと思ってましたが、
ガンガン絵が変わっていきましたね。
そして、単行本のおまけページに注ぐ情熱が半端じゃないです。
カバー裏とか、一番最初にくる前付の一枚とか、余白という余白に絵を描いてます。
もう「本に存在する白いところが許せん!」という信念を感じます。
空知英秋に爪の垢を…(以下略)。
空知英秋は、ストーリーは面白いですが
銀魂のおまけページを文字で埋め尽くそうとするあたり、
この人は絵を描くのが面倒くさくて仕方が無いんだなぁと感じます。
過去の読み切り作品を見ると、なかなか書き込まれた絵を描いているので、
もしかしたら話を作るのに時間が掛かって、絵に手間をかけられないだけなのかも?
近年のジャンプは、定期的に”当たり”の新人作家が入ってくる(そして打ち切られない)ので、
個人的には注目度高いです。