ドロヘドロ

これも読んだ人の評価が高く、以前から気になっていた作品。
現在7巻まで発売中で、とりあえず1巻だけ買って読んでみました。
※発行部数がまだ多くないのか、結構規模の大きい本屋でも在庫が無いことが。


ドロヘドロ 1 BIC COMICS IKKI

ドロヘドロ 1 BIC COMICS IKKI



この作品の世界には、"魔法使い"が存在し、
魔法使い達は「ホール」と呼ばれる街に住む人間を、魔法の実験台にしている模様。
主人公の"カイマン"は、ある魔法使いによって、頭をトカゲやワニのような爬虫類の姿にされています。
("カイマン"だから、ワニだと個人的には思うんですが…)


カイマンは 自分の姿を変えた魔法使いを探し出す為、
やたら腕が立つ"ニカイドウ"という女性と共に、
ホールにやってきた魔法使い達を探しては襲撃する、というのが1巻の基本的な流れでしょうか。




カイマンの話と平行して、魔法使いの勢力側でもストーリーは展開。
仲間を殺された魔法使いの側でも、カイマンの命を狙ってます。


ただ、魔法使いの勢力も色々あるようで、
今のところ一番強くて偉そうな魔法使いの"煙(えん)"は、他の魔法使いに命を狙われていて、
単純にカイマンvs魔法使いなんて展開にはならない雰囲気。


まだまだ触りの部分って感じですね。今後のストーリー展開が楽しみです。




読む前は、タイトルと本の表紙から、かなりグロテスクな話を想像していました。
(本のカバーも、爬虫類の皮みたいなボツボツの凹凸が付いてて不気味…)


まあ実際にグロテスクなシーンも多く、カイマンは魔法使いをバラバラに切り刻んじゃうし、
魔法使いの魔法も、火の玉を飛ばすとかファンタジーなものではなく、
人間を異形の姿に変えたり、これまた人体をバラバラにしちゃったりします。



でも、読み終わったあとはスッキリ爽やか系なんですよ。
コメディータッチで描かれる、カイマンや魔法使いの日常が、なんとも ほのぼのしてます。
ニカイドウが作った餃子を旨そうに食べるカイマンや、
バイトしてるカイマンを見てると、なんだか癒しすら感じます。



これを読むと、餃子が食べたくなってくるなぁ。