グリコとGW大作戦 後編

連休中にグリコを連れて帰省した時のお話。後編です。

5/3 二日目

実家で初めてのお泊まりとなったグリコ。
考えてみれば、手術した時ですら日帰りで済んだので、
グリコはこれまで外泊の経験が無かったんですよね。
何という箱入り娘。


グリコは両親や姉と顔を合わせるや否や、
朝っぱらから「ワンワンワン!」と警報を発令。
一晩過ごした程度で心を許すほど、グリコさんは軽い女ではないようです…。



この日は早朝からグリコを連れてお出かけ。
千葉県民なら誰もが子供の頃に遠足で来たであろう、マザー牧場へ。


なんでマザー牧場か?というと、千葉県のメジャーなスポット*1で、
犬連れOKのスポットって、ここぐらいなんですよね。
同じようにワンコ連れの人々を多数見かけました。


連休中の人出を見越して早めに出発し、
開園となる9:00前の到着を目指しましたが、
それでも既に多くの駐車場が埋まっている状態でした。
実際に入場したのは9:30ごろだったでしょうか。



グリコに牛を見せたら、きっとビビるだろうなぁと、
ワクワクしながらまずは牛の居るエリアへ。

うーん、これは紛うことなき牧場の風景。


ただ、グリコは地面ばかり見ていて、
柵の向こう側に居る牛の存在には気付いていない様子。
歩いてても「お散歩うれしいなぁ」ぐらいの反応です。
期待していたのと違ったものの、楽しんでいるようなので良いかな。


グリコの目がキラキラしているように見えるのは、
良い天気だったからだけでは無いはず…。


マザー牧場でのあれこれ

子供の頃に遠足で来た際には、牛の乳搾りとか出来たのですが、
今回は既にとんでもない行列が出来ていて、とても出来る気がしません。*2
牛エリアには見切りを付けて移動すると、
ちょうど「羊の大行進」とやらに遭遇。


坂の上から羊の大群が押し寄せてきます。
こんな風に。

これはスゴイ迫力。


走ってくる時もスゴイのですが、走り終わった後もスゴイことになります。

…羊のウンコだらけ。*3



マザー牧場の食べ物その1、ソフトクリーム。


子供の頃食べた時には、バニラの濃厚さに感動した記憶があるのですが、
今回食べてみると過去の記憶ほどではないような?
それでも充分に美味しいのですけれど。


上手い具合にグリコが間に入った絵を撮れたなぁ。
この後、グリコもちょっとだけ舐めさせてもらえました。



マザー牧場の食べ物その2、ジンギスカン
過度な期待をしていなければ、結構美味しいと思います。
犬連れで食べられるのは、これとバーベキューぐらい?

犬連れ客は基本的に屋外の席となるのですが、
この日は風があり、空気が乾燥していて、砂埃が酷かったです。

なので、屋内の窓際の席を確保して、
グリコにはすぐ外のワンコ留めにて待機してもらいました。


朝ご飯が早かったのと、混雑を避けたかったため、
11時前ぐらいの早めの昼食となりました。
それでも食べている間に席は埋まり、行列は長くなり、
お昼時間ど真ん中ではどんな惨事になっていたのやら…。
ゴールデンウィーク、まじ怖いです。



ワンコ連れ対応のマザー牧場には、ドッグランもあります。

入り口からちょっと遠いところにありますが、
散歩がてら歩くには良い季節&景色で、苦にはなりませんでした。


久しぶりのドッグランなので、グリコに駆け回ってもらおうと思ったのですが、
初っ端から咆えまくるジャックラッセルテリアに絡まれてしまい、
グリコのテンションは急降下。
ドッグランは幾つものエリアに区切られていたので、
場所を変えてみたり、なだめすかしてみるものの、
結局、他のワンコと遊んだりする場面はほとんど無いまま終わりました。
遊びに誘ってくれたトイプーとかも居たんですけどね。


前日は緊張しっぱなしだったし、この日も朝からテンション上がっていて、
既に電池が切れかけていたのもあるかも知れません。




朝から慣れない運転をして、牧場を歩き回って、
グリコと同様、私の方も電池切れかけに。
帰りの運転に支障が出ないうちに、早めに引き揚げる事にしました。


マザー牧場は山の上にあるので、
来る時は山道をウネウネ登ってきました。
帰るときも同じようにウネウネと山道を降りていくのですが、
この道に何キロも駐車場待ちの車がズラーッと連なっていました。


山の中だから、駐車場は多いしデカイのですが、
それでも入れない車がこんなに居るとは…。
細い山道だから、引き返そうと思っても無理だし。
ゴールデンウィーク、半端なく怖いです…。



牧場のお土産はジャージー牛乳。

非常にコクがあって、美味しいです。
やるな、ジャージー牛



ワンコを飼ってみて気付きましたが、
「あ、あそこ行ってみようかな」と思っても、
大抵の場所はワンコ連れ込めなかったりします。
そんな中で、マザー牧場はなかなか貴重なスポットだなぁと思いました。


5/4 三日目

また東京へと帰る日です。
実家の近所は遊歩道とか整備されていて、
ワンコが散歩するには非常に良い環境なので、
朝ご飯を食べた後に早朝の散歩を楽しんでみることに。


遊歩道は木陰が多くて、ワンコも快適に散歩できて良い感じ。
同じように散歩しているワンコが多々見受けられました。


公園も広くて緑が多くて素晴らしい環境。
東京の公園みたいに「ワンコはダメ!」なんてケチくさいこと言いません。
遊具も色々あって充実してました。
これは意外と高低差があって楽しかった滑り台。


滑り台なんて超久しぶりでしたが、
楽しくて何度も滑り直してしまいました。


普段と違う環境でのお散歩に、お疲れグリコもハイテンションに。

これなんか、変な顔になってるなぁ。


昔はありがたみなんて感じなかったのですが、
東京でも暮らしてみると、こういう環境も魅力あるなぁと思います。
自動車がないと何にも出来ないという、不便さとのトレードオフだけど。



今回の犬連れ帰省はここまで。
あとはまた私が運転して東京まで引き返しまたのでした。
運転には多少慣れたかなぁ。


ナビさえしてもらえば結構平気なのですが、
今度旅行する時は、土地勘も方向感覚も無いにゃっきさんが助手席に…。
手に汗握る展開ですね。


グリコの成長

グリコと実家の家族との関係について。
2泊しても、相変わらずグリコはワンワン咆えてます。
が、ちょっと咆え方も様子が変わってきました。


家族全員がリビングに集まってるような状況だと、
グリコは割りと普通にしてるのです。
咆えるのは、誰かが動いた時と*4、それまで居なかった人が輪に加わった時。
あと、母や姉がグリコを呼ぶと、
「ワンワンワン!」って咆えながらも寄っていくようになりました。
はて、これはどういう…。



ちょっと考えてみたのですが、
どうやらグリコ的に、実家の家族を「群れ」の一員に認めたっぽいです。
ただ、群れから離れようとすると、
「ワンワンワン!(ちょっとアンタ許可無くどこ行くのよ!)」って咆えたり、
群れに戻ってくると
「ワンワンワン!(ちょっとアンタ勝手にどこ行ってたのよ!)」って咆えたり、
そういうことなのかも?


ちなみに、私とにゃっきさんはグリコ的に群れの中心らしく、
席を立ったりしても咆えられたりしません。
グリコの方が大人しく着いてきます。


多分、グリコ内のランキングはこんな構造なのでしょうね。

グリコよりも上:にゃっき・しうまい

グリコ

グリコよりも下:父・母・姉

ワンコって面白いなぁ。


ちなみに、私とにゃっきさんが姿を消した時*5
残されたグリコは、母や姉にお腹を見せたそうです。
普通なら服従のポーズなんでしょうけど、
そのわりにはグリコより順位が下なのね。
お腹を見せられて、やっと群れに加えてもらえるということでしょうか?
グリコったら高飛車だなぁ。


ちなみに、父はまだ嫌われているような気が…。
ワンコに限った話ではないと思いますが、
構いすぎると嫌われちゃうので要注意ですよ。


とりあえず、「知らない人」から「群れの下っ端」に格上げされたので、
実家の人に慣れてもらうという目的は、ある程度成功かしら。
今後はビシッと叱ってもらって、順位を変えていかないとなぁ。
 

*1:例えば浦安のネズミ国とか、鴨川シーなんたらとか、脊髄反射的に挙がるもの。

*2:先ほどの牛写真の奥の方に、うじゃうじゃと人だかりが写っています。

*3:羊が通る道でお客を誘導していた係員の人たちが、すぐにほうきで掃いて片付けます。

*4:例えば母がお茶を淹れに立った時とか

*5:近所に住んでる柴ワンコの散歩を頼まれ、お出かけしていました。