アンデッドナイツ 1週目クリア
- 出版社/メーカー: テクモ
- 発売日: 2009/10/15
- メディア: Video Game
- 購入: 1人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
仕事帰りの電車で遊べるこの作品のお陰で、随分と救われた気がします。
購入前に想像してたよりも面白かったので感想を書いときます。
概要については先日も書きましたけど、
ある国の王様が怪しげなプリンプリンの女性に夢中になっちゃって、
その事を熱血騎士(ブラッド家長男)がお諌めしたところ、
悪女にそそのかされた王様がブラッド家の一族郎党を皆殺しに。
しかし、長男・次男・次男の嫁は死に際に悪魔と契約して、アンデッドに変身。
王様への復讐を誓うのであった…というお話。
ゲームシステム的に一番近いのはなんたら無双系。
兵士がワラワラ出てくるので、それをぶった切ってステージを進みます。
ただ、一味違うのは敵キャラを倒すだけでなく、
ゾンビ化させて仲間にしちゃう、という選択肢があるのが新鮮
ゾンビ達が居た方が何かと有利になりますし、
ステージ中にはゾンビを使わないと越えられない仕掛けも登場。
そのたびにゾンビ達のアクションに癒されます。
私は三国無双2をやっただけでお腹一杯になって、
その後は無双系遊んでないので、最近の無双事情はよく知りませんが、
おそらく無双系アクションとして期待するとガッカリするんじゃないかと。
機種の都合上、敵のワラワラ感には限界があったり、
ゾンビの数とか管理する手間があったり、
突進系の敵は対処法を確立するまでブルファンゴ並みにうざかったり、
ほとんどのボス戦は強力な遠距離攻撃を持ってるので、
逃げ回ってゾンビ生産して投げつけて…のチキン戦法になりがちだったり。
アクションとしてそこまで理不尽って訳じゃありませんが、
ボタンぺちぺち押してたら爽快感を得られるような代物ではないので。
じゃあどこが魅力なのか？と問われれば、
誰一人ハッピーになりそうもないダークな話が展開される中、
ゾンビ達を使って強引におバカな笑いをねじ込むという、
まさに影牢あたりに通じる、絶妙なバランス感覚ですかね。*1
ゾンビの作り方とか
この作品の影の主役であるゾンビを作り出すのは簡単。
○ボタン1つで適当な兵士をぐわしと鷲掴みにし、
丸いゲージが一杯になるまで待ったらゾンビ完成。
ただ、ゲージが溜まるまでの間は無防備で敵の攻撃を食らったり、
振りほどかれてしまったりすることも。
安全確実にゾンビを作るなら、
相手を弱らせて*2グワシとやれば一瞬でゾンビに。
ポケモン捕まえるのと同じ要領ですね。
一瞬でゾンビ化させる「クリティカル・ゾンビ・インパクト」は必須テクで、
ゾンビ化時に周囲に攻撃判定が出て敵が怯むので安全だし、
体力を回復させる効果もあって良いこと尽くめ。
掴みは大抵のコンボからキャンセルで繋げられるので、
ザクザク→ぐわし→ゾンビ誕生×n でスムーズにゾンビ達を増やせます。
ゲーム中に何度も繰り返す動作なので、
これが気持ち良く作られていたのはグッド。
一定時間でゾンビは土に返ってしまったり、
同時にマップ上に存在できるゾンビは最大で10匹までと、
「ゾンビ軍団」と呼ぶには物足りないのは機種の都合で仕方無いかなぁ。*3
一定時間で消滅しちゃうのは悲しいものの、
ゲーム的にゾンビは消耗品なので仕方無いなぁ。
短い余生でいかに弾けさせてあげるかですね。
ゾンビの数については、次回作が据え置き機で出た時に期待ってことで。
ゾンビの頑張り
このゲームのゾンビ達はすごい頑張り屋さんです。
単純なことでは敵に向かって投げつけられたり、
地面に叩き付けられてゾンビ汁撒き散らして強力な攻撃を放ったり。
その他にも主人公達に命じられるまま、なんでも成し遂げます。
橋が無ければ橋になれと言われてゾンビ橋に。
意外に頑丈な造りなのは、死語硬直でしょうか？
でっかい石像を倒せと命じられれば、
ダルマ落としの要領で台座の部分をぶち抜きます。
ハンマーとなるのは、これまた硬直したゾンビさん。
とある怪しげな門を開けと命じられると、皆でジャイアントスイングを始めて、
スポーンと放り出されたゾンビ達が門に命中して開いたり。
他にも吊り天井を止めろと命じられれば、
組み体操のサボテンで天井を押しとどめたりとか、
ゾンビ達のおバカかつ忠実な行動に、要所要所で癒されるのも大きな魅力。
ちなみに、仕掛けや障害物の排除に使われたゾンビ達は、
その場で散ってしまいます。
ゾンビの人生は儚くも美しいなぁ…。
もっと磨けば…という部分もあるのですが、完全新規の作品としては概ね満足。
次を見てみたい気もするので、久しぶりにアンケート書こうかしら。
