「デッドスペースエクストラクション」クリア&レビュー
※本編「Dead Space」のレビューはこちら。
エクストラクションとはワケが違う名作。
http://d.hatena.ne.jp/Shaomai/20100810
本編と同じく、チャプター12まであるかと思いきや、
チャプター10をクリアしたとこでエンディングを迎えました。
ラストは、メイン主人公のマクニールやらレクシーンやら軍曹やら、
思ったよりも大勢で石村を脱出。
でも、ちょうど入れ違いでアイザック達が乗ってるケリオンがやってきて、
必死の警告も相手には通じず…という感じで本編へと連結。
全滅するかと思いきや、エクストラクション組は頑張ったなぁ。*1
一点気になったのは、日本版での規制について。
チャプター10で合流したマクニールが、
仲間に「どうしたんだその腕は?」みたいなこと言われてて、
なんのこっちゃ?と思ったら、海外版では腕を切断するシーンがあるそうで。
その程度で削られちゃうのもアレだけど、
何のフォローも無く削られても訳がわかりませんなぁ…。
良かったところ
という訳で、以下エクストラクションの感想です。
・Dead Space本編を補完してくれるストーリー
・本編と同様、部位破壊を意識した戦闘
良かったところは概ねこれまでの感想の通り。
大体、アイザックが辿った道程を、逆に進んでく感じなので、
本編の直後に遊ぶとなかなか感慨深いものがありました。*2
ただ、結局ネクロモーフ1号はどうやって出てきたの?
って部分はよく解らないままでしたが。
あと、みんな日本語吹き替えで喋ってくれるから、
やっぱり話を進めてて楽です。
部位破壊に関しても同様。
大抵のゲームはヘッドショットをひたすら狙うわけですが、
まず脚を破壊して地面に這わせ、トドメに腕を…みたいな流れが新鮮。
敵ごとに弱点が異なるから、倒し方/有効な武器が色々あるのもグッド。
悪かったところ
・フォントが見にくい
・キャラの頭の動きに合わせてカメラも揺れる
・アイテム集めるのが面倒
全体的にフォントが見辛いです。特に漢字が。
ピントが合わなくてぼやけてるのでもなく、
アナログテレビで遊んでて滲んでるのでもなく、
本当にこんな感じ。
道中、物語を補完するテキストログとか拾えるのですが、
まともに読む気が失せてしまいます。
エクストラクションのカメラ視点は、主人公の頭の動きも反映。
移動する場面とか画面がグラグラ揺れます。*3
苦手な人は酔うかも?
バーチャコップやらHODシリーズやら、
伝統的なガンシューティングはそんな作りじゃなかったのにね。
やったことないけど、バイオ系ガンシューもそうなのかしら?
アイテム集めについて。
エクストラクションは、弾薬無限のリベットガン以外の武器は、
ステージ道中で弾薬アイテムを、キネシス(Aボタン)で拾います。
弾薬が直接落ちてる場合は問題無いんですけど、
本編と同様、旧Xboxみたいな黒い箱にアイテムが入ってることがあって、
この場合、箱を撃って壊す→キネシスで拾う という2ステップが必要に。
箱を壊しやすいよう、キネシスで引き寄せる事も可能ですが、
それだとキネシスで引っ張る→撃って壊す→キネシスで拾うの3ステップに。
これはめんどい。
これが前述の視点グラグラキョロキョロ問題と重なり、
せっかく箱を壊したのに、
微妙にカメラが揺れて狙いが外れる!…とか、
主人公がそっぽ向いて拾えない!…とか、悲しいことが頻発。
箱壊したらその場でゲットで良いじゃん!
作った連中はバーチャコップとかやったこと無いのか!
…と、叫ばずにはいられないのでした。
まあ、リベットガンをメインに据えて、弾薬の節約を意識してれば、
そこまで必死に拾わなくても弾は余るんですけど、
落ちてるものは余すところ無く拾いたいのが人情じゃないですか。
総評
そんなワケで、Dead Spaceが好きならお話は楽しめますが、
ガンシューティングとしては 微妙だなぁという印象でした。
ファンなら8点、それ以外なら6,7点クラス。
純粋にガンシューやりたいなら、やっぱりセガ系だわなぁ…
などと思ってしまう、訓練された元アーケードゲーマーでした。
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