パンドラの塔クリア後の感想
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2011/05/26
- メディア: Video Game
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過去に良作を生み出してきた開発スタジオ、
ガンバリオンの新作ということで注目されていたアクションRPG。*1
発売後の評判がよろしくて、
意外なことににゃっきさんも興味を示したので購入。
仕事の都合で遊べない日々が一定期間あったものの、
エンディングまで一気に遊んでしまいました。*2
ゲームの概要
収穫祭の日、ヒロインであるエオス教の巫女セレスが、
「獣の呪い」にかかって怪物の姿に変わってしまいます。
セレスと親しい主人公のエンデは、
謎の老婆グライアイに連れられ、呪いを解く鍵のある十三訃塔へ。
十三訃塔の下僕(ザコキャラ)からは、呪いを一時的に戻す「獣の肉」が、
各塔にいる主(ボスキャラ)からは呪いを解く「主肉」が取れるので、
グライアイから渡された「オレイカルコスの鎖」を駆使し、
塔を行き来して新鮮なお肉をお届けするゲーム。
あと、帰ったらセレス嬢の反応を色々と楽しむゲームでもあります。
良かったところ
・鎖を使ったりのアクション要素全般
・ダンジョンのデザイン
・セレスとのあれこれ
・魅力的な脇キャラ
このゲームのジャンルは「アクションRPG」となっていますが、
RPGっぽいのはLv制で、敵を倒してるとステータスがアップする点ぐらいで、
良くも悪くもアクション部分のウェイトが大きいです。
あまり得意でないにゃっきさんは、一部の場所で盛大につまづいたようですが、
私はアクション好きなので大満足。
特徴なのは鎖を使ったアクション。
敵を縛ったり投げたり、フックの類に引っ掛けて飛び移ったりの大活躍で、
最初は大して期待してなかったのですが、リモコン操作との相性が抜群。
基本的に、ボタン押しながら対象をポイント→ボタン離すでアクションしますが、
ポイントしてる間は時間の流れがゆっくりになるので、
シビアな操作を要求されることの無い親切設計も好感でした。
パズル要素の濃いダンジョン設計も良い感じ。
各ダンジョンごとにテーマとなる仕掛けがあって、
仕掛けを解いて進んでいく、ゼルダ辺りを連想させる造り。*3
セレスの獣化のタイムリミットがある都合上、
塔ののボスを倒すまで、何度も往復することになるのですが、
ボス部屋を開くための「封印鎖」が、ちょうど良い節目にあったり、
再訪問時にちょっと楽できるショートカットが適度にあったり、
まあよく練りこまれたダンジョン設計だなと感心しました。
各塔の設計は良く出来ていましたが、
単にダンジョン攻略を繰り返すだけだったら、
さすがに単調になってたんじゃないかと思います。
塔を攻略する合間、これまた良い感じだったのがセレスとの交流。
最初の頃は、辛気臭いし、持ち帰ったお肉もイヤイヤ食べるし、
そんなに好みじゃないわぁ…って感じでした。
しかし芸が細かいことに、ゲームが進行していくと、
肉を食べる時の反応がだんだん変わってくるし、
色々なイベントも発生して、これがなかなか侮れないんですよね。
途中からはすっかりお肉を運ぶ下僕になってしまいました。
で、キャラクターのこと語りだしたら外せないのがグライアイ。
敵か味方か良くわからないお婆さんと、
背負われた壷に入ってるお爺ちゃんの存在感たるや…。
登場人物は少ないですが、主人公以外はステキなキャラが揃ってました。
悪かったところ
・固定カメラの影響で、たまに不都合あり
・主人公のエンデが無口すぎ
・ラスボスの声がちょっとイメージ違う…
このゲームは固定カメラ制になっています。
そのお陰で、ダンジョンの仕掛け部分とかちゃんとフォーカスされます。
一方でザコと戦ってる時とか困ることもあり、
たまに狙いたい敵とは別のとこに引っかかったりするのが難点でした。
あと、セレスやらグライアイやら、魅力的な登場人物がいる中で、
主人公のエンデは喋らなすぎで、ちょっとキャラが弱く感じました。
基本的に自分は発言しないドラクエ型の主人公ってことかも知れませんが。
さらに細かいところを挙げるなら、
ラスボスさんの声の演技に、妙に違和感を感じてしまい、
ラスト付近のお話でお尻がむずむずすしてたんですけど、
私だけでしょうか?